アラフォー新米父の考え事

子供の事、趣味の事、仕事の事、、、その日その時の徒然

息子が産まれた日

息子の体調が悪かったり、

自分の体調が悪かったりで少し時間が空いてしまったけど、

書きたいので再開。

体調が悪かった話はまた別で。

 

妻に陣痛促進剤が投与されたその日の夜、

お医者さんの見立てではまだまだ時間が掛かりそうという事だったので、

妻も私も何も気にすることなくそのまま就寝。

 

でもやはり心配だったようでいつもよりも早く目が覚めた翌朝、

携帯電話に妻からのメッセージ通知が。

寝惚け眼でその通知を開いてみると、夜中の3時から陣痛が来ているらしい。

いま何時だ?だいぶ前からじゃないかとびっくり仰天、

あっと言う間に眠気なんて吹っ飛んでしまいました。

ちゃんと確認すれば私の起きる数十分前にメッセージで送ってきているので、

その時はまだ大したことは無かったんでしょうが、

余裕が無いとそんな簡単な事も分からなくなっちゃうもんですね。

 

そこからは何もできないのでひたすらソワソワ、

居ても立ってもいられずリビングをウロチョロ、

気を紛らわそうとパソコンを広げるも結局落ち着かないなんて事を繰り返していると、

そろそろお昼かなー、昼ご飯はどうしようかなーなんて時間になってきました。

朝のメッセージのやり取りが有った後は妻からの連絡も無く、

今頃先生と助産師さんに囲まれ一人で頑張っているんだろうなぁ、

などと遠い目をしていると妻から無事産まれたと連絡が!

昨日の進みの遅さから考えると夕方ぐらいになるだろうと高を括っていたのですが、

始まってしまえばあっという間だったようで、お昼も待たずに産まれてきました。

出てきてみればちょっと大きめ程度の、3475gの元気な男の子でした。

 

産まれてすぐに行かないと子どもの顔を見せてもらえないという事だったので、

すぐに病院へ出かける準備を始めます。

新型コロナウイルスの影響で入院中私が子どもの顔を見られるのはこの一度きり、

あとは退院の日まで見られません。

だからきちんと写真も撮れるように事前に機材の準備もしておきました。

病院に着いて受付を済ませ、エレベーターに乗り病棟まで上がります。

 

ここでも新型コロナウィルスの影響、

触れる事はおろか直接見る事もできずガラス越しの面会です。

息子がいる所の窓のブラインドが上げられ…見えました!

すやすやと眠っています。なんと可愛い事でしょう。

ただ、残念な事にお布団がきっちり掛けられ顔の下半分がなかなか見えません。

とはいえここでシャッターを切っておかないとこの時期の写真は二度と撮れませんし、

ここで写真を撮るために機材投資もしているので何とか形にしたい。

大分粘って1カットだけ撮ったら息子との面会は終了になってしまいました。

 

これだけで帰らなくてはならないのかとおもったら、

まだ分娩室にいる妻と面会しても良いと言われたのでそちらにも向かいます。

病院に2つある分娩室の奥側、

一人でいるには少し広すぎるその部屋の中央に大きめのベッドの様な分娩台、

その上に大仕事を終え疲れた妻は居ました。

回りの壁には薬品や器具の棚、産まれてきた子供達の身長・体重を測る器具等大きな物に囲まれ、

ただでさえそこまで大きくない妻が疲れからか普段よりもひとまわり小さく見えるその人は、

私の姿を見るとポロポロと涙を流し始めるではありませんか。

きっと私にはまるで分からない様な不安やプレッシャーがあったのでしょう。

それらから開放された安堵の涙は夫婦二人の思い出です。